じゃあNikon D810はどんな感じなのか

 こんばんは。夜の更新です。別に毎日更新すると決めているわけでもないのですが、はんぶん夏季休業みたいな状況になっているもので、じゃあまあブログくらい更新しておくかという感じ。

 さて、前回のジャーナルブログ、「Nikon D800が俺のベンチマーク」と称してD800で撮った写真ばかりまとめてみました。まとめたというか同じ日に撮った写真をアップしただけなんですけどね。

 じゃあD810で撮ると一体どう違うのか、というのを今日はまとめようと思います。撮影日は複数に渡っています。

 ご覧いただくと伝わると思うんです。色こってり。あとコントラストが高く、海外でこてこての風景写真を撮ると非常にマッチしそうだな~という感じがいたしますが、D800から乗り換えたところ、似たような画質を想像していたのに、さっぱりしっとりのD800とはまるで違う絵面に驚きました。

 これはLightroomのプロファイルを同じものにした時もそうですし、プロファイルをよりコントラストが低いものにしても、D810はどう頑張ってもD800にはならないんですね。少なくとも私の技術では無理。

 逆にいえば、D800ユーザーで「もっとこってりしてくんねえかなあ」と思っていた風景写真の人にとっては、よっしゃ来た! という絵なのかもしれません。

 ざーっと見ていただくと、これ私の好みでけっこうおとなしいめにRAW現像しているにも関わらず、だいぶこってりなんですよね。これ以上はしっとりさらりん方向に持っていっても意味がないわ、と思ってストップしている部分もあります。

↑左側Beforeの状態が、LightroomでD810の画像を開いた時。ぎょっとしますよね。このコントラストの高さがスパッとはまっちゃうシチュエーションもないことはないのですが。Afterは「こんなもんでしょ」とコントラストと彩度を下げておきました。地味にはなるんだけど落ち着くなという。

 またこれも痛し痒しなのですが、色って濃さと同様に、RGBそれぞれの基準点がありますよね。同じレンズで同じ空を撮ってもボディーの特性により色が変わっちゃったりするあの問題です。もちろんホワイトバランスを揃えても色は違ってきます。

 D800とD810を比べると、D800は全体的におとなしいのですが最初から色のバランスがたいへん良く、D810のほうは色が濃い上に緑がより人工的に「はい緑ですよ~」という感じがして、なるほどこれが好きな人も多いかもしれないが現状ちょっと受け入れがたい、という感じ。

 これはZ6を使ってみても同じようなちょっと人工的な緑色になるので、最近のニコンはこの方向で行くよということなのかもしれません。

人間

 D800ではほとんど人間を撮ったことがないのですが、D810にAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gをくっつけて撮ってみると、色はたしかにこってりしているんだけど嫌味がなくスッとまとまってくれたりして、ああなるほどそこで調和するように出来ているんだな、と思ったりします。

 安い方、F1.8の方の85mmをくっつけて撮ると、硬さが気になるのがまた面白いところ。人物以外だとそんなに「硬いな~」というほどの違いは気にならないんですが、人間を見る人間の目ってシビアですからね。

 ボデーによりレンズにより、相性問題がやかましい感じはするのですが、どのみち一定以上の質で撮らせてくれるのは確かなので、あとは撮るもの撮る状況により切り替えて行くのがベストかなと思います。撮っていてイラッとすることは極端に少ないですしね。

 理想は自然光でスナッピングするようなときはD800にF1.8Gシリーズ、安い方の単焦点シリーズがやたらと良いのでそれで行くことにして、人物撮りはD810にF1.4Gのシリーズかな。

 Z6については、とにかく平均点が高い優等生なので、旅先&取材カメラとして役に立ってもらうのがベストかもしれません。

 そんな感じで、いまいち身動きが取れない毎日ですが楽しくやっています。さすがにちょっと遠出して写真が撮りたいですねえ。

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