昨年末、Nikon Z6にNikkor Z 35mm f/1.8 S……でしたっけ? をつけて石神井公園に行ってきたときの写真をば。
いやー良いレンズ。当たり前レベルがめちゃくちゃに高いんだけど主張せず控え目です。この傾向、撮った人が嬉しい嬉しくないよりも写真で何をしたいかを考える人間にとってはたいへん好ましい傾向だなと思っています。
ただ徘徊撮りしたものをダラダラアップするだけになってしまっていますが、とりあえずカメラとレンズの感じは伝わるといいなと思っています。繊細で良いでしょ。
カメラをいじくっていると、どうしても写真よりもカメラ趣味の方に重きをおいてしまうので「いかんいかん」と定期的に自分を律しないといけません。と言いながらこのジャーナルブログの、とくに徘徊日誌については撮っている自分が楽しいかどうか、すなわち撮っていて楽しい機材かどうかがどうしても優先してしまっていますね。
2021年は作品本位でやっていかないといけない。と心に決めとります。
が、もうひとつ問題があって、既存の「作品以外は見せない」型のやりかた、あれに必ずしも倣う必要はないよなと思うんですね。
たとえば写真展をやる場合、写真展に来てもらう動機づけとして、そこでしか見られない写真があるのは良いことと思いますし、それ自体はなにも間違っていないと思うのですが、WEB主体で動いている私のような人間からすると、すべてを紙の常識でやる必要はないな、と思うんですね。
ある意味では紙から外れていこうキャンペーンをやっているような感じでして、Patreonを始めたのもそういう理由からです。現在完全に赤字! でも「お金を取って写真を見せる」というのは個人的にたいへんエキサイティングで、普段のガリガリスナッピングから気合が入っています。
次の段階としては、「撮ったよ」ではなく、「どうですか」と問いかけるレベルの作品をきちんと作っていかないとな、というところでして、根本的にはそうやって写真で色んな人に問いかける上で、いちばん効率よく「どうですか」「あなたはどう思いますか」と接点を多く作れる形態を探っていくべきで、既存のシステムからは良いところを借りつつ、自分の頭で考えて構築していく必要があるよな、と考えています。
といったところで、私に出来ることはそう多くありませんから、手に入る限りの技術を組み合わせてやっていくだけなんですけどね。
着実に進みたいところ。