2021年11月・名古屋編(下)


 前回からの続きです。

 名古屋撮影日の後半は、名古屋城と名古屋駅前を撮っておりました。

 テレビ塔あたりから、車を置いたままではちょっと遠かろうというのでまた車に乗り込み、愛知県庁の横を通り抜けて名古屋城へ。

 愛知県町と名古屋城はほぼ隣接しておりますね。

 愛知県に住んでいた頃は毎週のように名古屋の中心部に遊びに行ったりバイトに行ったりしておりまして、その度にこのあたりを通っていた筈なのですが、やはり本格的に写真をやるようになってからの感覚だと全然違って見えます。

 わたくし幼少の頃に親父の仕事の都合で愛知県内を転々としていたので、子供の頃に住んでいた土地をカメラを持って回るのも面白そうだなと思います。もちろん当時の感覚は私にしかないですから、「こんなに違っちゃって!」と感動しても写真ではなかなかお伝えできないと思うのですが。

 名古屋城も子供の頃以来ですから少なくとも25年ぶり以上! 恐ろしいものです。いや20歳を過ぎてから、東京の知人を連れてきた事が1度だけあったかな。もちろん城そのものは同じ位置にどーんと建っておりますが、金のシャチホコがあったりなかったりと細かく改修をしているようなので時により見られるもの、範囲は違いそうです。

 今回はありがたいことに、天守閣にちゃんと金のシャチホコがいる状態でありまして、わかりやすい名古屋写真を、という依頼なのにシャチホコがないのでは格好がつきませんから、ほっと胸をなでおろしました。

 城の敷地内ではちょうど花の展示会をやっておりまして、主に菊の花が育成趣味の皆さんにより思い思いに展示され、その中でもひときわ目立ったのがこの作品。

 作者の方の個人名を出すのは控えますが、実に良いバランスで思い切り目が惹きつけられました。眼福。

 城を出て、紅葉した並木道を望遠で切り抜いたり、また車に乗って移動したりして、次は名古屋駅周辺。

 狙いどおりに良い日差しが来ておりました。駅の西側に車を止めてそのへんをうろうろしながら駅周りを見てみると、だいぶ再開発が進んでいますね。私の10代の頃の記憶だと、だいぶガチャガチャしていて治安が悪かった記憶があります。現在はスパッときれいなビルばかりになっており、さらにその流れが加速している様子。

 そこから駅の東側、大名古屋ビルヂング側に移動してビル群の向こうに沈む夕日を待ちつつ、マジックアワーまで時間があったので歩きまわってそのへんをパチパチしておりました。

 やはり金属とニコンの描写はよく合います。特にZマウントになってから、ミラーレスらしい鋭さも同時に表現出来るようになり、ガリ+キリという感じで都市景観まかせとけ感が非常に強いですね。ソニーの都市表現も好きでしたが、こちらのほうが大人しいながら静かな狂気を感じます。

 というようなことを考えながら、一日で名古屋撮影を終えることが出来ました。

 時間はまだ早かったので、それじゃこのまま神戸へ、と移動開始しました。

 神戸までの移動は名神高速で3時間弱だったでしょうか、渋滞もなくスルスルっと宿泊地へイン。この日に撮った写真のバックアップをして床に就きました。

 次回は神戸で撮った写真をお届けいたしましょう。それではまた。


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