上野りかさんと撮影


 こんにちは。

 先日、縁あって被写体としてスタジオにお越しいただいた上野りかさんに、改めてVimeo向け動画のモデルさんをやってほしいとお願いして再度撮影いたしました。

 上野りかさんはミュージカル俳優が本業なのですが、今回はモデルとしてご参加いただいています。面白いのはストレートプレイの役者さんとミュージカル方面の役者さんって全然違う人種なんですよね。

 よく言う、お医者さんでも科によって性質が違うみたいな印象が役者さんのジャンルにもあるんだなあ、というのが色んな役者さんにお会いすると面白いんであります。
 こういうのって一歩間違えるとステレオタイプになりますし(すでになってますね)、無理やり類別してもしゃあないやん、という局面ももちろんあるのですが、ざーっと広く眺めてみるとたしかにグループによって違いはあります。

 ミュージカルの役者さんは、アスリート的な方が多い印象。ストレートプレイの役者さんたちはこう……ぐつぐつ煮詰まっている感じの、自我と戦っている感じの人が多いですね。
 私はどちらも撮影者として接するわけですが、上手く行きやすい撮り方がちょっと違います。

 上野さんはアスリートっぽい人が多いミュージカル役者の中でも、さらにスパッとした印象。キレが良い女子。というような。また今回の撮影では多面的なところも見せてもらっておじさんニコニコで撮りまくってしまいました。

 運良く動画の撮影をお手伝いしてくれるお友達がそのままスチル撮影も手伝ってくれたもので、バリエーション豊かに撮影ができたぜ、というのをそのままお伝えしたいと思います。

まずストロボで1カット。

 もうとにかくお肌がつるつるで、ゆで卵ですか! と尋ねたらよく言われるそうです。

 前回の撮影は「宣材写真を撮ってみようぜ」という勉強会で被写体をしてもらったので、より楚々としたお嬢さんスタイルだったのですが、今回は撮られたい服でヨロシク、という形で来てもらいました。

 微風ですが風に吹かれています。アシスタントさん万歳。
 もっと強風が作れるマシンが欲しくなりました。

 それにしてもお肌ビューティーがすごい。

キラリ

 室内 + 自然光で撮っているので、実はちょっと暗いんですが、フラットな光に絞り開け開けで上野さんの雰囲気に合わせていきました。さらさら。

 最近個人的にさらさらブームなんですよね。
 色んなさらさら表現があるので、さらさらのバリエーションを作っていっている感じ。

 ストロボに戻して。
 かっこいい方向に振ろうか、と話を向けると即座にビシッ! とかっこよくなってくれます。横から強風。

 ふとした表情が幼い感じがするのは本当にお若いからなんですね。

 スタジオ撮り最後の方にはめちゃくちゃ良い笑顔をくれたりして、そういう変化を見るのもしっかりコミュニケーションしながら撮影する面白さの一部です。

オフショット

 わがスタジオ、雑居ビルの一角にあって非常に地味な感じなのですが、来てくれた方はなぜか「居心地が良い」と言ってくれる方が多いんであります。

 特に居住用の設備を用意していたりするわけではなく、ソファとローテブルがごろっと置いてあるだけで、あとは雑多に撮影用具が置いてあるだけなんですけども。

 窓際は常に良い光が入ってくるので、ここで撮るのも好きなんです。

ローライコード
テトラポット。
完成

  というわけで、上野りかさんの持つ多面性が写真を通じて伝わったでしょうか?

 11月にミュージカルライブを企画されているそうなので、よりドキュメンタリスティックな撮影もさせて欲しい、とお願いしておきました。

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