SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary

 APS-C機専用の便利で軽くて寸胴なズームレンズ、それが18-50mm F2.8 DC DN | Contemporaryである。なんだか乳酸飲料のようで可愛らしい見た目だがよく写る。

 広角端ではデジタル補正のために周辺を引っ張り、それが流れとして現れるのであるが、それ以外については欠点らしい欠点がない。むしろこのサイズに収めてくれてありがとう、となるレンズだ。お値段も新品で7万円しない。フードが妙にごついくらいだ。

ボディーに付けた写真を撮り忘れた。

 どう撮ってもしっかりシャープで、高級レンズという写りではないが、いわゆるキットレンズの写りは超えている。そういうポジションである。
 つまりユーザー側からすれば、F値可変でガラスが安い感じの写りのレンズでは「困る」のだが、かといってフルサイズ用の24-70mm F2.8のような兵器じみたレンズを持ち出したいわけでもない、という中途半端なニーズに上手く応えてくれているありがたいレンズである。

コンテンポラリーのCがむしろ誇らしげ。その下の傷は実用していて付いたものである。

 ソニーでいえば、SEL1655G(SEL1655G E 16-55mm F2.8 G )という純正かつよく写る小三元的ズームレンズもあるのだが、あちらはどうもよく写るらしいがちょっと本気過ぎてなあ、と手控えてしまう。なにせボディーがAPS-C機で、スチルで使うのであれば小型軽量を旨として気軽に手軽に楽しみたいのである。本気を出すなら最初からフルサイズ機を持ち出すのだ。

 その点、このレンズは鏡筒に起伏のない、するっとした形で余計に身軽な感じがする。実際とても軽い。290gしかない。それでいてきちんと写る。単焦点を補う形でカメラバッグに入れるズームレンズは、もうこれか16-300mmのような便利ズームのどちらかで良いだろう。

作例

 というわけで、このレンズをα6700に取り付けて撮った写真をご覧いただこう。換算27-75mmという画角はズームレンズとしても半端といえば半端なのであるが、広角にせよ望遠にせよエクストリームな画角表現は期待できないものの、その場にいるリアルさを伝えるには過不足ない。個人的には望遠側の描写が端正で好みである。


 一次資料のネット上作例を増やそうキャンペーン第3弾はSONY α6700 + SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporaryであった。レンズ名がやたらと長い。

 記事の末尾に定型文を入れるWordPressプラグインをインストールしようと思いつつすっかり忘れていた。以前どこかのブログで使っていたような気がするのだが、あれはどこへ行ったのだろう。Zeiss Senpaiだったろうか。

 Zeiss Senpaiは私自身がツァイスレンズを使わなくなってしまったのでやむなく閉鎖したのであるが、あれ自体はやっていて楽しかったので今回の試みも継続したいものである。