奈良でα6700とSEL18135(SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSS)

 昨年の10月、ただα6700で写真が撮りたいという不純な動機で行った奈良、特に東大寺周辺の写真が出てきたのでシェアしよう。

 レンズは他にも2,3本持っていっていたのだが、今日の記事ではあえてSEL18135、通称SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSSの写真のみで構成しようと思う。

 このレンズ、SONYのAPS-C機にキットズームとして付いてくる小型軽量な便利ズームで、開放F値は控えめながらそこそこよく写るし、手ぶれ補正も利く。解像やボケに物足りなさを感じることはあるが、実利を重視する向きにはぴったりだと思う。色味はさっぱり傾向だ。

 35mm判換算で27-202.5mm相当の焦点域は、「あれ」と思ったものがたいていをたいてい過不足なくフレームに収めることができる。

 写真教育上は単焦点を使って足で稼いだ方が勉強になるし、実際絵が安定しやすいのだが、カメラを持っているからといって常に気合を入れて作品を撮らなければならないわけでもない。そもそもボディーがAPS-Cセンサー機という選択をしていること自体、軽量=軽快さを求めてのことだろう。であれば、むしろレンズで気合を入れすぎてもバランスが悪い気がする。

 このレンズを付けている時は「写ってくれていれば万歳」の記録用、気合の入った「写真」がやりたい時は単焦点と使い分けると、撮る時の意識としてもメリハリがついて良いかもしれない。

 上の一群は東大寺の境内へ入場して撮ったもの。おそらく生まれて初めて入ったと思う。

 最近、紀行文を志すようになってから「ものは試し」の精神で観光地にも積極的に触れるようにしている。以前であれば人が多そう、うるさそう、コテコテのものしか見られなさそうな東大寺のようなところはスルーしていたのだが、今回は入ってみて大正解であった。入場料の数百円などタダ同然か、むしろもっと払っても良いくらいの体験が出来た。

 一言でまとめるなら「大仏さんがでかい」次に「古くてカッコいい」で、数字で大仏の体長が何mと言われても、インターネット上で写真を見ても全く響かないものが、実物の迫力に感動して2時間ほど大仏殿の中で写真を撮りまくった。

 残念ながら、このレンズは明るくないので、一緒に持って行っていたViltroxの開放F1.2兄弟(27mm F1.2と75mm F1.2)にお任せしており、大仏殿内部の写真はほとんど残っていない。やはり晴天屋外用と考えたほうが良い。

 大仏殿を出て、あたりをうろうろスナップしてから、また車を停めた県庁のあたりに戻って引き上げた。

 上の群のように、動物がシャッと現れた時に撮るのにこのレンズは便利だ。日が傾いていたから感度を上げざるを得なかったが、それでもちゃんと写っている。使用サイズにもよるが、α6700であればISO1600あたりまでは色が崩れることもない。

 紀行文の取材に、このレンズを持っていくのは大いにアリだな、と写真を振り返って感じた次第である。


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