ニコライカの押しの強さ


 ニコライカ、と勝手に呼んでいるNikon Zボディー + Leicaレンズの組み合わせ、私の場合はNikon Z6とLeica Summicron-R 50mm F2 ROMで使っておりまして、なんでかよう分からんのですが、とにかく撮ればむやみに押しが強い写真が撮れます。

 本来であればライカのボデーで撮るべきなんでしょうが、お値段がものすごい上にボデーそのものにはライカMM以外興味ないしなあ……そのうち大富豪になったら寄らせてもらいますね、みたいな感じ。よその国に行ってアホみたいに写真を撮ることを考えると、30万円以上するカメラは心臓に悪いので持ち歩きたくありません。できれば20万円以下が理想です。

 で貧者の私としては、ライカのレンズをニコンのボデーで真価が発揮出来ているのかどうなのか、ライカと比較テストすることはできないのでよう分からんのですが(2回め)、何はともあれZ6にくっつけて撮ると異様に押しの強い絵になる面白いレンズであるということは過去にこのジャーナルブログ内でも書いた通りであります。

 この日も「あっ、光が良いからニコライカしよ」と思い立ってくっつけて撮ってRAW現像なんて大したことをせずとも良い感じでびっくりです。何がどうでこうなるのかわかりませんが、ヤシコンやコシナのツァイスと比べてもミステリアスで強いレンズ、ということがいえそうです。さすがライカ。製品各種がものすごいお値段するだけあります。

 立体感、カラーバランス、絵心ばっちりのいきなり使えるトーンと三拍子揃っているので常用すりゃ良いじゃんと思ったりもするのですが、いかんせんNikon Z6はMFが少々かったるく、AFが可能になるTechart社のTZM-01というアダプターを介すと、なぜかこのレンズだけ無限遠が合わない(微妙に近くにピントが合う)という弱点もあり、同じTZM-01を経由して使っても不具合がほとんどでないヤシコンの方が使っていて楽なんですね。ピントもビキビキに合いますし。

 しかしこの絵の説得力ったらありません。また明日あたり通勤時に使ってみようと思います。今日アップした写真は2月頭の冬らしいぱきっとした空気だったので、春の空気にさらすとどうなるか見ものです。


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