今年の2月終わりに行ってきた三崎漁港の写真をお届けいたしましょう。三崎港かと思っていたらGoogleマップでは三崎漁港の表記のようです。
最近はこのジャーナルブログをより旅ブログ化していこう、という方向であれこれ検討しているので、その感覚で自分が撮った三崎港写真を振り返ると「ガリガリ趣味全開っすねえ」という感じがします。
それ自体は別に何も悪いことではありません。ガリガリスナップは適当に歩き回って目に飛び込んでくるガリガリしたオブジェクトやそのテクスチャーを良い光と一緒に撮るアクティビティーでありまして、これはこれで良い趣味だなと思います。やろうと思えばどこでも出来ますしね。
この写真の撮り方は恐らく真面目に「おいでませ」度の高い旅写真を撮っても活きるんじゃないかなと思います。
そもそもガリガリ撮りが楽しくなった原因の一つに、ブツ撮りの訓練をして、ものをテクスチャで見る癖がついたから、というのは大きいんであります。元の素材の細かな起伏に対して、どういう光が当たり、どういうレンズで撮ることで見た人に「さらさらしてるな」とか「触ったら手の皮膚が削れそう」というように素材感を伝えるのがブツ撮りでは大事でありまして、それをスナップに持ち込んだだけ。
特にデジタルならではの高精細な表現にも合っているので楽しいんですよね。ガリガリのテクスチャだけでひとつの表現足り得るなあ、というのは、色だけでも表現足り得るよね、というのを写真の世界でやっているひとがいるのと同様のことだと思います。
ですから、おいでませ度の高い旅写真を撮りつつ、作品としてはテクスチャー感の強いものを並行して撮って、というのが撮影ツアーでぴったりなんだろうなと思います。自分の中で割り切りというか棲み分けをするのが何より大事ですわ。
カメラはPanasonic DC-G99。ガリガリ向けに良いカメラです。ガリガリ、ぎっちぎっち。遠慮がありません。
また漁港じたい、潮風にさらされるのでガリガリのテクスチャーが多いんですよね。よその国の漁港も行ってみたいなあ。
最後は猫
そして漁港といえば猫です。
わたくし猫の島というので有名らしい愛知の佐久島というところへ行ったことがあるのですが、数時間滞在したにも関わらず、ものの見事に一匹の猫にも出会わなかったことがあります。友人と一緒に行ったので証人アリ。
とくに好かれる体質でも嫌われる体質でもないと思うのですが、漁港で猫に遭わないというのは自分でも驚きました。しかも島という逃げ場のないところなのに。
三崎漁港の猫たちはなんだかキリッとして端正な顔立ちの猫が多かったような気がします。長生きして欲しいですね。