ウラジオストク写真をデジタイズ


 こんにちは。写真をやらない方にとっては何のこっちゃという話かもしれませんが、フィルムをデジタルカメラで撮影してデジタル化することをデジタイズと呼ぶのが、いつの間にか習わしになりました。

 デジタイズ以前はどうしていたかというと「スキャン」でありまして、いわゆるスキャナーにフィルムスキャン機能が搭載されたものを使ったり、専用のフィルムスキャナーを使ったりしておりましたが、写す性能としてはそりゃスチル専用機の方が高い上に、RAWでデジタイズした際の後処理の楽ちんさはスキャナーで取り込んだデータとは比べ物になりません。

 実際の作業風景はこんな感じ。

ウラジオストク

 ロシアの端っこ、ウラジオストクへ5泊6日くらいの日程で写真を撮りに行っておりまして、その際に撮ったフィルムでありました。

 動画内でもチラッと出ていますが、前回はEOS Rをメインで使っていた時でありまして、それと比べると今回Nikon Z7でデジタイズしたところ、RAWが非常に扱いやすくニュートラルでして、むしろさらさらっときれいにまとまりすぎてフィルムらしさが感じられないんじゃないかという端正さ。じゃあもうデジタルで撮れば良くないか……? となっちゃうレベル。

 次回どこかにフィルムカメラも一緒に持っていこう、ということがあったら、135フォーマットのほうがよりフィルムらしくて楽しいかもしれないな、と思いました。Contax T2が手元にあるので活用しなきゃ勿体ないですしね。

見た目が最高だぜローライコード。

結果

 またEOS Rでデジタイズした時よりも時間が経っているので、より客観的に見られて良かったなというのもあります。

 前回デジタイズ時は「あんまり良くねえなあ……」という印象だったのですが、今回は「おっ案外良い感じじゃん」という。しかしまあ頑張ってもっと明快な被写体を探す努力はしないといかんな、といういつも通りの反省点は残りました。

 ローライコードで撮るプロセス、いちいち手間が掛かり、デジタルと比べると遥かに面倒なのですが、慣れるとあの独特のリズムが楽しくなってくるんですよね。

 時間と予算が許せばローライコードだけで撮るのも全然アリだなと思います。やろうと思ったら、それに適した企画を立てるのが先かもしれませんね。

 残りの写真はPatreonにドカッと投稿する予定なので、気になる方は是非そちらもどうぞ。


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