2019年1月11日・台南にいた日

 もう2年半以上が経ってしまいました。台南にいた日から。

 趣味スナップを撮り倒す目的で台南へ。台北桃園空港を降りてから台南駅に着くまでがあんがい複雑で、途中で現地のお兄さんにきっぷの買い方を教えてもらったり、さらには「台南で古いものが撮りたいんだけど、どこか良いところを教えてもらえませんか」と尋ねたり。親切にしてもらいました。

 その方は弟さんが東京にいるとのことだったので、弟さんに何かあったら俺に連絡をくれ、とインスタのアカウントを教えておいたのですが、あれから特に連絡がありませんでした。無事だったと思いましょう。

 カメラはPanasonic GX7Mk3でレンズはおおむねパナライカ15mmと25mm。同じくパナライカの12-60mm標準ズームも持っていっていたのですが、ボデーに対して妙に重くて大きく、手が痛くなったのであまり使いませんでした。

 「スナップを撮るぞ!」というのがメインの目的だったもので、余計に単焦点で撮るのが楽しかったんですよね。いま行ったら目先が違うので、たぶんズーム主体で撮ってしまうと思いますし、好みがもっと望遠寄りになってきているのでZ7に24-70mmとZ50mm F1.8Sみたいな組み合わせで撮るかもしれません。

 他にも広角ズームと望遠ズームを持ち込むでしょうね。より親切系の写真を増やす必要がありますし、働くおっさん写真をメインで撮るべき、ということで確信が持てたので、そこをメインに。スナップは余った時間に撮れればラッキーくらいな感じで行きますわ。予算があればあるほど! 余暇がありスナップが撮れる! という感じ。

 どのみち体力がなく、取材目的で行くにしてもみちみちにスケジュールを埋めると危険なので、可能な限りゆるいスケジュールにすると思うんですよね。そういう時のためにZ50を使うのもアリですねえ。

 路地を見ればすぐについっと入って撮っておりまして、ふと見ると猫がおりました。これはどこか素敵なところに案内してくれるのか! と思ったら、猫のいたところのすぐ脇が廃墟。冗談みたいな本当の話です。

 台南は細かい路地を歩くと夢のようにガリガリに溢れておりました。

 天気が良い日が少なかったのでバッキバキのハイコントラストな光はあまりなかったのですが、この日は良い天気でひたすら撮りまくりました。

 やっぱりこういったスナップ写真、自分でどう扱って良いのか分からないなあ。

 一枚一枚丁寧に撮っているので作品といえば作品で、どれも額装して壁に飾っておかしくないと自負しているのですが、作品として撮りに行っているのではなく撮るアクティビティーを楽しみに行った結果、という感じ。つくづくアート体質ではありません。

 既に1記事に対して写真が大量すぎるなという自覚はありますし、写真家だったら「いかに見せないか」というのが肝要というのはよく分かるのですが、スナップについてはオラついて狙ったものではないので、どんどん撮ってどんどん流しちゃうのがベストだなあと思います。

 これが観光名所と紐付いていたり、皆さんによりリアルに感じてもらえる企画と結びついていればベターでしょうね。1ブロックスナップというのも計画しているので、実践に移すのが楽しみです。

 下のブロックの2枚めは、たしか孔子廟の外壁だったかな……? どちらかというと3枚目のような路地とおっさんの方にグッと来てしまうのでそういうところばかり撮り倒しましたが、現在の感覚では「なんで孔子廟の中を撮らないんだよ」と一応思います。

 というわけで台南駅前のホテルまで帰ってきました。

 旅先では歩ける距離がモロに影響するので、普段から体を鍛えておかないといけないですね。台南は観光地らしくレンタル自転車もあるのですが、自転車に乗って降りてスナップして、というのが意外とめんどくさいもんですから、スナップはスナップでのんびり散歩しながらにして、取材は取材でドアツードア的に動くのがベストかも。

 というわけでまた。

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