2023年を振り返る


 年末だから珍しく来し方を写真で振り返ってみよう。

1月

 1月は雪が降った。まだ引っ越した直後で土地勘もなく、うろうろしているだけで楽しかった。

2月

 2023年を通じ、やきもの散歩道内を何度も何度も歩き回ってはひたすら撮った。ただこの時期はまだ散歩道内の誰とも知り合わず、ひたすら撮っていただけである。

3月

 写真は常滑でなく西尾の桜、3月30日の出来事。

 常滑市内の桜はタイミングが合わなかったのでさして撮れず、春が終わってから常滑市内に異様な本数のソメイヨシノはじめとする桜の木が植わっているのを知った。来年は開花時期に合わせてスケジュールを空け、撮り倒したい。

4月

 東京出張していたらしい。写真は有楽町あたりか。

 カメラはZ7を使っており、まだZ8を購入していない。いつ発売だったかよく覚えてもいないのだが。

5月

 潮干狩りのシーズンが到来して、普段はほとんどいない常滑の海岸にどっと人が押し寄せた。公衆トイレ設置の必要性を感じる痕跡がそこかしこに発生した。

 観光客を受け入れる側の地元住民の気持ちで暮らす新鮮さを一番感じたのもこの時期だっただろうか。個人的に貝が好きでも嫌いでもないから、「なんでわざわざ遠方から?」という気持ちになるのである。

 逆にいえば観光は地元民が感じないロマンを感じてもらわねばならない。

6月

 じわじわ暑くなり始めた中、望遠域を400mmまで伸ばして鵜と鷺を撮り始めた。なんだかよく分からないが、特に他の鳥には興味が湧かない。というより、ただ近所にいるから撮っているだけなのだが気に入っている。この写真を撮ったのは一色町だったかもしれない。

7月

 まだまだ400mmブーム。だいぶ暑くなってきたので早朝と夕方ばかりスナップしていた。

8月

 常滑には海水浴場があまりないのだが、それではせっかくイオンモールで来た観光客が近隣の自治体に流れしまう、と焦ったのか、りんくうビーチという人工の浜辺がある。大人はなんだかいかがわしい人間が集まりがちだが若い子たちは青春していて実に爽やかである。

9月

 9月にも東京出張していたらしい。30度を超えると活動停止するので暑い時期は寒い時期よりも慎重に行動するのだが、自家用車があるというのはいざという時の保険のようなものだ。都内では身動きがし辛いが仕方がない。

 ある意味、東京に写真の生徒さん方を置いてきたようなものだが、特に気にしている素振りもなく、サロンの周回もワークショップも気軽に集まってくれて嬉しい。

10月

 定番の彼岸花がそこかしこで咲いていたので撮りまくった。都内の公園などと比べると、とにかく人がいないので心置きなく撮り倒せる。

11月

 海岸で写真を撮っていたら、ビーグルに引きずられた奥様が「このあたりはサンセットがきれいなのよ!」と教えてくれたので常滑はサンセットの町である。

 またこの頃から常滑勝手広報撮りを始めてやきもの散歩道界隈の皆さんとじわじわ顔見知りになり始めた。

12月

 この記事を書いている時点でまた12月30日、あと一日残しているから12月の最高傑作はこれから撮られる可能性もあるが、何はともあれ2023年は常滑を撮り倒した1年だった。

 写真はやきもの散歩道内の「ほたる子」の看板娘とめいちゃんがにらめっこする姿。

まとめ

 2023年は物珍しいのもあり、常滑を撮りまくっていたが、物珍しさはだいぶ落ち着いてきてガイド出来るんではないかくらいに常滑に馴染んできたから、2024年は外部に向けて常滑のフォトジェニックぶりを伝えつつ、私自身はショット数を減らして文字を書く量を増やしていきたい。
 今は無駄に撮る数を増やしすぎて人生がセレクトやRAW現像に流れ込みすぎだ。まあこれは毎年言っているような気もするから性分なのかもしれない。
 最終的には愚にもつかないスナップ写真だけ撮っていられる生活環境が理想なのだが、そこに至るまではもう少し地歩を築くために働かなくてはならない。

 また現在常滑のやきもの散歩道界隈で空き物件を探しており、条件の合うものが見つかり次第、まずは事務所機能を自宅から移転し、ブツ撮りや簡単な人物撮りも出来るようにしたいと考えている。目下のところ目標がそこなので、良い物件を探すためという口実で日々の事務仕事を早く切り上げてやきもの散歩道あたりをスナップ散歩する所存。

 来年はどういう年になるだろうか、と少なからず期待に胸を膨らませていられること自体が幸福という気がする。皆さんにとっても来年が良い年でありますように、と期待できる豊かな暮らしがあることを願って。


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