先日撮ってきた伊香保温泉、こちらのフォトジャーナルでは紹介記事という形でアップしました。いわばA面。
A面B面ってカセットテープやレコードを知らない若人たちにとっては馴染みのない表現だと思いますが、一定以上のおじさんおばさんにとっては「ああ」と分かりやすいニュアンスで便利だと思うんですよね。
伊香保温泉のB面は、伴が好きなように撮った形でありまして、フォトジャーナル運営をする人間として、撮影段階では両方撮れちゃうんだけど、記事としてどう作って行くか悩むところであります。
以前より「ガリガリ」という表現で、荒れたテクスチャーの美を追い求めておりまして、古い温泉街もそういうところがたくさんあって楽しいんですね。
もともと私のキャラクターを知ってくださっている方についてはガリガリネタをそっとお出しすると「キャッキャッ」と喜んでくれるのですが、一見さんにお出しするにはちょっとハードすぎるのでは、と思いますし、私もあちこちへ出かけてガリガリだけ撮っているわけでもないものですから、そこは編集側で上手く両者が活きるようにしたいもの。
我ながら器用貧乏だなあ。
というのと、今回の伊香保温泉はけっこうしんどかったもので、カメラがNikon Z6、レンズがZ 24-70mm F4Sだけの組み合わせで撮りきったんですね。
そういう側面からもA面とB面を見比べていただくと面白いんではないかと思います。
正直、A面の写真は状況説明的だなぁという感想だったのですが、こちらの写真を見た途端、、ああ、良いわぁ、、となりました。
伴さんが楽しんで撮影されている様子が目に浮かぶようです。
ネット上の知り合いがZを持っていて、よく写真を見せてもらっていたので、Zの写りの傾向を鮮やかで明るい感じと認識していたのですが、お天気のせいか、伊香保という場所のせいか、案外Fマウントっぽい写りをするのだなぁと思いました。
お、嬉しいなあ。
A面とB面、混ぜちゃうのもアリだと思うんですけど、こちらも迷っている面がありご意見ご感想嬉しいですわ。
Zけっこう渋い方にも振れるんですよね。懐が深そうです